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肌のツヤとはいったい何か?光の反射の性質から見てみた。

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お肌のツヤって具体的に何なのでしょう?

 

 

敵を知り、己を知れば100戦危うからず、という有名な言葉があります。

どんな条件を満たせば目標を達成できて、その条件を満たすには自分に何が足りないのかがわかれば、あとは足りないものを補えば目標は達成できるということです。

 

 

 

光をどれだけ反射するかにかかっている

 

 

そのため、まず美肌とはどういう状態なのかを正確に定義する必要があると思います。

そこで、美肌の要素の一つである「ツヤ」について考えてみましょう。

ツヤとは光沢と言い換えることができ、これは科学的には、「入射した光と対照の角度に設置した受光器が、どれだけの光量を受け取ったか」で測定されます。

光沢が最大となる素材、つまり鏡などの場合、例えば 60度の角度で照らした光は、素材と鉛直の垂線に対象に、反射してすべて出ていきます。

ですから、入射した光量とほぼ同じだけの光を受光器が受け取るのです。

 

 

 

光の吸収に加えて、乱反射でも光沢は減る

 

 

これに対し、光沢の少ない素材に同じように60度の入射角で照射した場合、この光のいくつかは、鉛直の垂線に対照に、素材からの60度の角度で反射していきます。

しかし光沢の少ない素材というのは、表面がでこぼこしていますから、30度の角度で反射する光、90度の角度で反射する光・・・と、無数にばらけて行ってしまうのです。

そのため、受光器が受け取る光量は、入射した量よりもずっと少なくなります。

 

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上図が、光沢の強い素材。受光器(ここでは人の目)が受け取る光の量は多いですよね。下図が、光沢の弱い素材。乱反射するので受け取る光の量は少なく、「ツヤがない」と判断されます。

 

 

物の姿を写らせるほどの光沢の場合、位相が揃っている

 

 

鏡はなぜものを映し出すかというと、これはモザイクアートを想像してもらうとわかりやすいです。

右にピンク色のタイル、真中に白のタイル、そして左に緑色のタイルを使用した、3色団子のようなモザイクアートを作ったとしましょう。

鏡のように入射角に対象に光を跳ね返すならば、右からピンク、白、緑の順番はそのまま保たれて、あなたの眼に映ります。

しかし、乱反射する素材の場合、それぞれのタイルから放たれた光が、素材で違う角度で反射されてしまいます。

すると、タイルの位相はずれるので、もとの姿と、反射した像は似ても似つかないものになるのです。

鏡には到底及ばないが、少しは光沢のある素材にモノを移すと、ぼんやりとした何かとして映るのはこういう理由になります。

 

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上図は表面がなだらかで光沢のある素材。各色の位相が揃った状態で反射されるため、形が認識できます。

下図は表面がでこぼこな場合。素材の反射の角度が一定でないと、もとの形として認識できないのです。

 

 

 

レンズ効果と相まって、サイズが変わる鏡像

 

 

鏡のように反射率の高い素材に話しをもどしますと、光の束の移送がそろったままわれわれの目に届けば、物体の姿が写り込んでみえるということはすでにご説明いたしました。

それでは、このような素材が平面ではなく、凹レンズのように少しだけくぼんだカーブを描いた形状をしていたらどうでしょう ?

像はやや小さめにうつり、かつその光は平面の素材に比べてやや強くなることが予想できますよね。

 

 

 

 

光を自由に操る美魔女になっちゃってください!

 

 

このように、色や形を目で認識する場合には、光の性質が全てを握っているといっても過言ではありません。

お化粧や美肌の追及をされておられるご婦人は多いと思いますが、光の性質を楽しんで勉強されると、思わぬエステティックへのヒントが見つかるかもしれませんよ。

ちなみに、私は趣味で模型を作るのですが、

模型の世界ではあまりグロッシーに塗装するのは評価されず、つや消しでややくすんだ感じの塗装を基調とするものがこのまれます。

こうすることで、グロッシーな部分との対比ができ、より細かい部分まで見やすくなるからです。

この考え方は、顔の周りのアクセサリーを輝かせすぎないものにし、あなたのお顔のみずみずしさを強調するなどの手法に応用できるかもしれませんね。